非正規雇用の「給与に関する業種別企業調査」

≪ミヤコンジョブ厳選情報≫
人材不足を経営課題に抱える企業が増えている中で、
給与に注目した調査結果をお届けします。

マイナビのプレスリリース(2019.07.05)

 

非正規雇用の「給与に関する業種別企業調査」を発表

~給与を上げた理由は「人材確保のため」がトップに~

非正規雇用(アルバイト/派遣/契約社員)の採用業務担当者を対象に、
非正規雇用の「給与に関する業種別企業調査」を発表しました。

【TOPICS】
・直近半年間の給与変更について、 アルバイトの給与は「上げた」が5割弱、
 派遣社員、 契約社員の給与は「変わらない」が5割超え。

・給与を上げた理由は、 「人材確保が難しくなったため」が7割弱と多い結果に。

・今後の給与を上げる理由のうち、「モチベーションアップ」や「正社員との待遇差改善のため」が
 アルバイトよりも派遣社員と契約社員の方が高くなった。

【調査概要】
非正規雇用の直近半年間の給与について、アルバイトの給与は「上げた(46.7%)」とした回答が最も多く、
派遣社員や契約社員の給与は「変わらない」が5割を超えた。

また、業種別にみると雇用形態問わず「警備・交通誘導(セキュリティ・設備工事等)」が
給与を「上げた」という回答が多かった。 【図1】

<アルバイト>

<派遣社員>

<契約社員>

給与を上げた理由は、「人材確保が難しくなったため
(アルバイト:69.2%、 派遣社員:64.9%、 契約社員:64.8%)」が最も多く、

次いで「既存社員のモチベーションアップのため
(アルバイト:36.9%、 派遣社員:38.7%、 契約社員:44.3%)」が多かった。 【図2】

【図2】非正規社員の給与を上げた理由をすべて回答ください。 (複数回答)

今後、非正規雇用の給与を上げる理由は、全ての雇用形態で、
「人材確保が難しくなったため
(アルバイト:76.0%、 派遣社員:70.9%、 契約社員:66.2%)」が最も高い結果となった。

また、派遣社員と契約社員の給与を上げる理由で、
「既存社員のモチベーションアップのため」や「正社員との不合理な待遇改善のため」の数値が
アルバイトの数値よりも10pt以上高くなった。

新たな人材の確保だけでなく、既存社員の定着のため、
正社員により近い働き方をしている派遣社員と契約社員の待遇改善を目的としていることが考えられる。 【図3】

【図3】今後、 非正規社員の給与を上げる理由をすべて回答ください。 (複数回答)